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成果の出る広告デザインを作るために〜制作・依頼の前に考えておきたい7つのこと〜

成果の出る広告デザインを作るために〜制作・依頼の前に考えておきたい7つのこと〜
私共はデザイン制作会社ですが、広告デザインは必ずしも「見た目が良ければ成功する」というわけではありません。
本当に成果の出る広告は、デザインそのもの以上に事前準備によって決まると言っても過言ではありません。
今回は、広告づくりの前に必ず整理しておきたい7つのポイントをご紹介します。

その広告で達成したい目的を考える

広告の内容やそのデザインを考え始める前に「何を達成したい広告なのか」を明確にすることが重要です。

目的の例

・新商品の発売日を知ってもらいたい
・サービスを理解してもらうために資料請求してほしい
・商品をたくさん買ってほしい
・来店予約をもっととりたい

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目的は具体的であれば具体的であるほど後から決めていく要素や伝えたい情報に向けての導線がぶれなくなるので特に重要なポイント!

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案外この部分があやふやなまま「広告を作る」こと自体が目的になってしまって、結局「何を伝えたいのか」がぼやけてしまうパターンってとっても多いんだよね

ターゲット=誰に届けたいのかを明確にする

以下のような要素を洗い出し、「ペルソナ」と呼ばれる「架空のターゲット像」を具体的にすることで広告の内容やデザインの方向性が明確になります。

ターゲットの属性例

年齢・性別 55歳・女性
居住エリア 千葉県
職業 事務職
趣味 手芸
悩み・課題 近年老眼により視力が落ちてきていて手元が見づらく、趣味の手芸が難しくなってきた
情報収集に使う媒体 Instagram・店舗広告
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この人を想定するなら、文字情報は細かいと読みづらいから大きめに見せる必要があるね

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年齢層は少し高め寄りだけど事務職でPCとかスマホの操作にはある程度慣れてて、帰宅後は家事とかがあるからSNSのチェックは通勤電車の中とか仕事のお昼休憩とかが中心……ってことはSNSに広告を投稿するタイミングも合わせられるかも

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当然どんなサービスもたくさん売れたいんだから全人類に対して売り込みたいと思うんだけど、結局「全員が喜ぶ」って不可能だし、どんなお客さんに向けているのかを明確にしていくことは大切だね

利用者が得られるメリット=ベネフィットを明確にする

2で想定したターゲットが広告の商品やサービスをどうして選ぶのか、そこにどんな価値やメリットがあるのかを整理しておきましょう。
ここで大切なポイントはサービスや商品の「機能」や「特徴」をただ挙げるだけではなく、そのサービス・商品によってターゲットがどのような「ベネフィット」が得られるかを明確にしておくことです。

商品・サービスの例 / ターゲットが得られる利益の例

安価で美味しいローストビーフ 特別な日でなくても「ちょっとしたご褒美」の気分を味わえる
保湿成分を高配合した化粧水 朝までしっとり、乾燥による化粧崩れのストレスがなくなる
最新マシン完備のフィットネスジム 短時間でも効率的に運動でき、仕事帰りに無理なく続けられる
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この辺まで来ると半分キャッチコピー的なものが自然と生まれてきてる気がするね

競合しているサービスとその広告を調査する

同業界が出している広告を事前にチェックしておくことで、差別化がしやすくなります。

・一般的にどんな表現がなされているのか
どんな表現がユーザーから支持されているのか
・このサービス(商品)にはどんな差別化できるポイントがあるのか

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ある程度「業界の正攻法」を知ることも当然大事なんだけど、単に模倣をするだけでは当然埋もれちゃう
自分の広告に最適な表現を模索するためにも業界調査はとっても大事!

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暇つぶしにスマホを眺める時、電車に乗る時、お店でご飯を食べる時……
日常の中に広告って実はたくさん溢れてるから日頃から世の中の広告の良い部分をインプットしていきたいところ

訴求できるポイントを絞り込む

広告は「言いたいこと全部のせ」をすると効果が落ちます。
事前に一番伝えたいメッセージ=メインコピーを1つだけ決めることが重要です。
メインコピーだけで伝わらない要素はサブコピーとして用意しますが、あくまでもメインコピーの情報を補足するものであり、必要最低限の情報量に収めましょう。

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大事に企画してきたサービスや商品、語りたいことがたくさんあるのはとってもわかるんだけどまずは「これぞ!」というフレーズを決めるのが大切ね

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人間、長文は基本的に読んでくれないと思った方がいい。
シンプルでキャッチーなメッセージで記憶に焼き付けていこう!

媒体の特性を理解し、決定する

同じデザイン、同じ内容であっても広告を出す場所や媒体が異なると得られる成果が変わります。

SNS広告

Instagram / Facebook / X(旧Twitter) / TikTok 等のSNS上に表示される広告
ユーザーのスクロール速度が早いため一瞬で目を止めさせるビジュアルが重要。
また、それぞれのSNSごとにユーザー層が異なるため、ターゲットの見極めも大切。

動画広告

Youtube / TikTok / Instagram Reels等の動画系サイト・SNSに表示される広告
スキップ(離脱)される前の冒頭数秒でいかに関心を掴めるかが重要。
音や動きを活用することで短時間でも感情を動かしたり、詳しい情報をわかりやすく伝えることができる。

交通広告

電車やバス・タクシー、駅や高速道路・サービスエリアなどの各種交通機関・施設に表示される広告
駅であれば通勤・通学ユーザー、サービスエリアであれば運送業や車ユーザー等、掲示場所により利用者の属性をある程度絞って狙うことが可能であり、掲載中は日常的に何度も目にすることになるため認知度の向上が見込める一方、立ち止まってもらえることが少ないため遠くからでも視認してもらえるよう、なるべく最小限の文字数でインパクトのあるキャッチコピーとビジュアルをアピールすることが重要。

チラシ

ポスティングや店舗配布でユーザーに提供することのできる紙媒体の広告
手にとってじっくり読んでもらえることも多く、紙面のサイズにもよるが広告の中では掲載できる情報量は比較的多め。
ただし、分かりやすくするために「見出し→詳細」といった形で階層構造にするなど情報の優先順位の整理がとても大切。
高齢者等のアナログ派ユーザーにもアピールができる他、デジタルネイティブなユーザーに対してもQRコード等でWEBページへの導線を繋ぐことが可能。

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です

LP(ランディングページ)

サービスや商品の宣伝・説明に特化して、実際の資料請求や商品購入などの収益につながる行動に誘導するためのWEBページ
他の広告と組み合わせることで最大の効果を発揮するほか、SEO対策をすることで通常のキーワード検索からの流入も期待できる。
基本的に既に関心がある状態でアクセスするため情報量はある程度多くてもOKで、このサービスや商品にどれだけの価値があるかを伝えられるかが重要。

このように媒体によって「最初に目に入る情報量」「行動への導線の取り方」が変わるため、媒体の特性は必ず先に押さえておきましょう。

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例えば交通広告なんかだと施設ごとに独自の基準と審査がある場合も多いし、人気のエリアは埋まってる場合もあるから掲載したい時期や場所が決まっている場合は特に早めの準備がオススメ!

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異なる媒体同士の組み合わせで広告の効果がアップすることも多いから、予算もスケジュールも事前に考えることが多いな〜

デザインの方向性(トンマナ)を決定する

最後に、いよいよデザインの方向性を定義します。

色のトーン(温かみのあるナチュラルカラー / 黒を基調にした高級感 等)
写真・イラストの雰囲気(明るい / シック / リアル / 手書き感 等)
文字のサイズ・フォント(明朝体 / ゴシック体 / 大きめ・小さめ 等)
全体のレイアウト感(余白多め・少なめ / イメージする構図 等)

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ここまでに準備してきた情報があればそう大きく迷わないはず!

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制作をスムーズにするためにも事前準備ってとっても大切なんだねえ

まとめ

成果の出る広告デザインで一番大切なことは、デザイン前の準備をどれだけ丁寧にできるかどうかです。

1.目的
2.ターゲット
3.ベネフィット
4.競合リサーチ
5.訴求ポイント
6.媒体特性
7.トンマナ

この7つをしっかり決めた上でデザインに取りかかれば、広告の精度がぐっと上がります。

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もちろん「そんなんやってられんわ!!」ってことも当然あると思うので、そんな時こそ私たちWebkidの出番ね!

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何から始めたらいいかわからない……そんな時でも、色んな広告媒体の知識を持つ僕たちが企画の準備からお手伝いするよ!

成果の出る広告デザイン制作はWebkidにお任せください
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