Webブラウザ「Brave」で広告のウンザリを解消する
検索しても広告、動画を見ても広告、どこを見ても広告だらけで嫌になりませんか?
AdBlockをはじめ、広告ブロック用のアドオンは多くありますが、いっそのことなら広告を断絶したネットサーフィンを楽しみたい。
そう思った方には、Webブラウザの「Brave」がおすすめです。
Braveの概要
■インストールは↓こちら
https://Brave.com/ja/
BraveはChromiumをベースとしているブラウザで、OS問わず利用できます。
Chromiumというのは、主にGoogleによって開発が進められているオープンソースのWebブラウザです。
Braveの機能としては、Google Chromeと大きく変わりません。
そして開発者はなんといっても「ブレンダン・アイク」
あのブレンダン・アイクです。
誰?という方に説明します。
JavaScriptの生みの親にして、NetscapeとMozillaで多大な実績を残している人です。
あ、あのブレンダン・アイクが手掛けただと・・・!?
Mozilla民はFirefox使ってる場合じゃねぇ!
Braveの利点
まず、広告が表示されません。これはデフォルト設定です。
例えば、Google検索で上部に表示される「広告」をブロックしてくれます。
Google画像検索についても同様で、「画像広告」をブロックしてくれます。
Youtubeでも広告がブロックされます。広告が表示されることなく動画視聴が可能になります。
しかし、例によっては広告を押しつけるサービスも多々あります。
そういった場合には設定(Brave shields)より、「トラッカーと広告をブロック中」を「標準(デフォルト)」から「積極的」に変更します。
こうすることで、海外サイトにありがちなしつこい広告もブロックできるようになります。
スクリプトもブロック
ブラウザのBraveを利用すれば、あらゆる広告を遮断するだけでなく、昨今のブラウザでは珍しくデフォルトの設定(Brave shields)よりスクリプトを無効化できます。
スクリプトは、Webサイトに機能や特徴を追加するためによく使われますが、不必要な肥大化を招き、Webサイトの読み込みを遅くする原因になることもあります。
さらに、スクリプトは、Webサイトにセキュリティ上の脆弱性をもたらす可能性もあります。
このスクリプトを無効化すると、面白いように様々なサービスが陥落します。
まず、GoogleのリッチリザルトやGoogleMap、Google画像検索のサービスが利用できなくなります。
他にも、TwitterなどのSNSも同様にハリボテ化します。
阿部寛のホームページは問題なく、ガンガン動きます。
ちなみに著者は、Javascriptを書くことがお仕事をしていますが、
Javascriptが無くてもきちんと動くWebサイトこそ、ユーザービリティに考慮したWebサイトだと思っています。
スクリプトをブロックすると今時のサイトは殆ど陥落し、まともに動かないから注意してね!
阿部寛のホームページがいかに優秀か再認識させられる・・・。
まとめ
Braveには他にも機能があり、広告を見ると仮想通貨BATを受け取ることが出来ます。(要連携)
この話は記事の趣旨と異なりますので割愛しますが、気になった方は広告のないGoogleでググってください。
さて、企業が広告を出さなかった時代のインターネットは素晴らしいものがありました。
今やどこを見ても広告・広告と嫌な世の中です。
例によっては、検索履歴などから個人情報を予測し、関連性のある広告を表示するといったケースもあります。
広告もなく、中央集権ではない開かれたインターネットになるのはいつのことやら・・・。
ティム・バーナーズ=リーもこのようなインターネットは望んでいないことでしょう。
ということで、皆さんも「Brave」使ってみてください。
もはや、Webディストピアね。
鳥籠の中の鳥も、籠の中で幸せに暮らせるなら、外には出ないってことさ。