Webサイトの分類を理解しよう!Web構築のプロが徹底解説致します!

Webサイトの分類を理解しよう!Web構築のプロが徹底解説致します!
今回は、Webサイトの種類とその分類について解説します。コーポレートサイト、ECサイト、ランディングページ、ポータルサイト、サービスサイトについて徹底解説します。
これからインターネットをビジネスに活用しようと考えている方に、ぜひ読んでいただきたい記事です。
この記事では、Webサイトの分類とその見分け方についてご紹介します。

Webサイト分類の紹介

ビジネス用のWebサイト制作を始める前に、さまざまな種類のWebサイトを理解することが重要です。
各Webサイトの種類と特徴を知ることで、どの種類が自分のビジネスに最適かを判断することができます。
Webサイトの種類は、静的Webサイトと動的Webサイトの2つに分類されます。

静的Webサイト

静的Webサイトは、あらかじめコード化されたサイトで、完成したらすぐに公開することができます。
静的なWebサイトのコンテンツは、手動で編集しない限り変更することはできません。
HTMLやCSSなどを使って編集することができます。

動的Webサイト

動的Webサイトは、より高度なコーディング技術を必要とし、定期的に更新されるように設計されています。
このタイプのWebサイトのコンテンツは、手動でコーディングすることなく変更することができます。
主に利用されているのが、WordPressなどのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ばれるもので、既存のシステムを導入することにより、比較的費用を抑えて動的なサイト構築を行うことができます。

例えば、ブログやお知らせといったユーザーに情報発信する機能や、
ページ内容を変更するエディター、ある程度のデザインを変更できる機能などが、CMS内に含まれており、知識のない方でも簡単に利用できることから普及しています。

このように、2つのWebサイトのカテゴリーについて基本的な理解を深めた上で、それぞれのWebサイトのタイプをより詳しく見ていきましょう。

コーポレートサイト

コーポレートサイトとは、インターネット上に存在する企業、組織、個人のWebサイトです。
このタイプのWebサイトは、顧客や見込み客のためのオンライン情報源として機能します。
このWebサイトの主な目的は、企業の使命や価値観、製品またはサービスの説明、連絡先などの情報を提供することです。
また、このWebサイトは、製品やサービスの販売促進やマーケティングにも利用される可能性があります。

一般的にWebサイト・ホームページといったキーワードで連想するのが、コーポレートサイトになります。
コーポレートは、先に述べました静的Webサイトと、動的Webサイトの双方で運用が可能です。
規模が小さなサイトの場合は、静的Webサイトでも問題ないかと思いますが、新着情報やブログ、ユーザー向け情報など多くの情報を掲載する場合、更新頻度が多くなり運用コストが増加してしまいます。
そのため、規模感によって静的か動的かを選択することが重要です。

Eコマースサイト

Eコマースサイトは、オンラインで商品やサービスを販売するために使用されます。
日本ではECサイトと呼ばれます。このタイプのWebサイトには、ショッピングカートや支払いプロセッサーが含まれていることが多く、お客様はWebサイトから直接商品やサービスを購入することができます。
このタイプのWebサイトは、効果的なeコマース体験に必要な多くの機能をWebサイトに組み込む必要があるため、静的Webサイトや動的Webサイトよりも多くのコーディングが必要です。

Eコマースサイトは、静的Webサイトと、動的Webサイトの双方で運用が可能です。
静的Webサイトの場合、外部のショッピングカート機能を埋め込み利用する形になります。
動的Webサイトの場合、ショッピングカートや支払い機能、ユーザー登録機能など多くを搭載することになりますので、0から制作した場合のコストは莫大となります。
現在ではCMSの拡張機能(プラグイン)を利用した構築も可能となっているため、十年前と比較し安価で制作することが可能です。

尚、支払い時の決済については、代引きや銀行振込はCMSの機能によって構築されますが、
クレジットカードや、電子マネーによる決済を導入する場合、それらを提供するサービスとの連携が必要不可欠です。

ランディングページ

ランディングページとは、訪問者に情報を提供する1つのウェブページのことです。
通常、電子メールアドレスなどの顧客情報を取得したり、リードを生成したりするために使用されます。
このページには、通常、訪問者が情報を入力するためのフォームが含まれています。
フォームより送信される情報は、顧客プロフィールを作成するために使用され、企業は追加のマーケティング・メッセージを送信することができます。

主に広告からの流入時に表示するページとなるため、コーポレートサイトとは異なりインパクト重視のデザインが多く見られます。
尚、ランディングページはWebサイトではなく、ページとして扱われますが、利用目的が明確に分かれるためホームページ制作と個別に扱われる場合が殆どです。

ポータルサイト

ポータルサイトは、ユーザーに幅広い情報を一箇所で提供するサイトです。
これらのサイトには、ニュース、検索エンジン、ビデオなど、さまざまなリソースが含まれていることが多いです。
また、ポータルサイトは、他のサイトからの情報を集約して利用することもできます。

よく見られる例として、旅行に利用されるホテルや旅館などの情報を一括で掲載したり、企業の求人情報を集約したポータルサイトなどがあります。
ポータルサイトへの掲載は、基本的に無料のケースが多く、広告や掲載位置などのオプション利用を行うことでマネタイズしています。
上記の情報集約やマネタイズに影響し、静的サイトの構築は困難で、殆どの場合は動的サイトで制作します。

サービスサイト

サービスサイトは、商材や運営するサービスのPRを主体においたサイトを指します。
コーポレートサイトとの明確な違いは、企業情報や採用情報など商材に関連する情報を省き、見込み顧客や既存顧客に向けて集客を行うことを目的としています。
近年では、コーポレートサイトの他にサービスサイトを独自に立ち上げ、運用する企業も多くあります。
例えば、ゲームを制作する会社では、コーポレートサイトの他に、ゲーム単体を紹介する独自のサービスサイトを運営しています。

採用サイト

コーポレートサイトに掲載する採用情報のみを個別に扱い、採用に特化したWebサイトです。
新卒採用やキャリア採用によりページの見た目を変えたり、企業メッセージやスタッフの声などBtoCを目線においた構築となっています。

まとめ

今回は、Webサイトの種類とその分類について解説しました。
インターネット上には多くのWebサイトがありますが、基本的には情報を提供するということには変わりません。
新規にWebサイトを立ち上げる場合、目的と手段にあった分類を選びましょう!