頭身で変わるイメージ!デフォルメキャラクターイラストの考え方

頭身で変わるイメージ!デフォルメキャラクターイラストの考え方
デフォルメは元々美術において描画する対象の形や比率を意図的に「変形」させる表現法です。
特に現代日本においては、等身大のキャラクターイラスト(等身イラスト)やモチーフなどのデザインを簡略化した上で特徴を誇張する手法として呼称されることが多くなっています。

この技法を活用したキャラクターのことを「デフォルメキャラクター(デフォルメキャラ)」と呼びます。
その他の呼称としてちびキャラやミニキャラ、SD(スーパーディフォルメ)キャラと呼ばれることもあります。
※SD(スーパーディフォルメ)は株式会社バンダイの登録商標です。

デフォルメキャラクターはその「頭身」によってイメージが変わります。
今回の記事ではその「頭身」の要素に注目、ご紹介していきます。

「頭身」とは

前提として「頭身」とは頭の大きさを基準として、全体の身長を頭いくつ分で表すかという言葉です。

2頭身/2.5頭身/3頭身

上記の画像はデフォルメキャラクターイラストとしてオーソドックスな2〜3頭身のイメージです。
画像の通り、頭を1つ分の丸として全体の比率を考えることでバランスのよいデフォルメイラストを描くことができます。

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デフォルメキャラってきっちりした等身キャラに比べて親しみやすさがアップしているので使える場面が増えるんだよね

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次の項目からは頭身別の特徴を見てみよう

2頭身の特徴

頭を基準に2個分の身長で描かれる頭身です。
体部分は関節や細かいパーツを簡素に、顔部分も瞳等のパーツをなるべく書き込みすぎず情報量を減らすことで「親しみやすさ」を全面に押し出すことができます。
特に多くの人目に触れやすいグッズ類や、子供向けコンテンツである絵本等でよく見られる頭身です。

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この手のイラストを描くときってなるべく曲線を多用するんだけど、「丸さ」も可愛さや親しみやすさを形作る大事なポイントだよ

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頭が大きくて身体が小さくて丸いって要は「赤ちゃん」的な幼い表現なんだよね、生命の根底にある「親しみやすさ」なのかも

2.5頭身の特徴

頭を基準に2.5個分の身長で描かれる頭身です。
2頭身の親しみやすさをキープしながら装飾やポーズといった情報も表現したい!という場面でバランスを取れる比率となっており、こちらもアニメ・漫画等のグッズ類でよく見られる頭身です。

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2頭身よりいわゆる「イラストらしさ」が上がるんだけど、可愛さもちゃんと残っている絶妙なバランスなのよね

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ちなみに中の人はこの頭身くらいまでで手足とかの末端をちょっと大きめのバランスにするのが動きや重さが出しやすいから好きだそう

3頭身の特徴

頭を基準に3個分の身長で描かれる頭身です。
先の2種よりもさらに身体の比率が大きくなる分、豊かな手足の表現が可能になり、ポーズ表現の自由度が上がります。
パーツもある程度書き込むことができるため、先二つに対して情報量が多く複雑な見応えのあるイラスト表現をすることができます。
細かい動作表現が必要な漫画等でより活用しやすい頭身となります。

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この辺になるとだいぶ普通のイラスト寄りになってくるね〜

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絵柄にもよるかもしれないけど、幼稚園〜小学校低学年くらいまでの幼い人物イラストならこの辺が等身の場合もあるかも

まとめ

デフォルメイラストは頭身が低いほど可愛さ・親しみやすさが表現しやすくなる一方、表現できる情報を増やしたい場面では頭身を上げていくことが重要になります。

利用する場所や用途に合わせた最適な頭身を選択し、制作していきましょう。

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ちなみに私たちウェブ子とキッドくんの作画は全部Webkid内製!

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