サイト制作におけるjQueryを使わないことのメリットとは?
jQueryは優れたライブラリですが、複雑で重く、メンテナンスが大変です。
そこで、jQueryがWebサイト制作に向かない理由を知りたい方は、ぜひご一読ください。
jQueryの紹介
jQueryは2010年くらいから、WEBサイトの構築に用いられる非常に汎用性の高いJavascriptライブラリです。
アニメーション、DOM操作など手軽に行えるため、普段ソースコードを操作しないWEBデザイナーでも簡単に記述できます。
jQueryは書けるけど、Javascriptは書けないといった方も多いのではないでしょうか?
$で囲っておけばいいんだよ!
その考えがダメなのよ。
きちんと$が何をしているか、確認すべきよ。
jQueryは複雑でメンテナンスが難しい
jQueryは素晴らしいライブラリですが、複雑で重く、規模が大きくなるにつれメンテナンスが困難になります。
昨今では、VueやReactなどの新しいフレームワークが利用できるため、jQueryを使い続ける理由はますます少なくなっています。
昨今のWEBサイトにおけるフロント開発においては、専らVueやReactが主体となり、それに不随したNuxt、Nextを利用するケースが多くなっています。
フレームワークを用いることでソース管理やデバッグが非常に簡略化されます。用途に応じたビルドも出来るため柔軟です。
jQueryのこの記述はどこで使われてるの?
セレクター見ればわかるでしょ?
ああああああああ!!!
実際にjQueryを廃してわかったこと
当社では、理由がない限りjQueryを外した開発を行っています。
この取り組みは数年前から実施し、目的は先に述べたメンテナンスの簡略化などです。
実際にjQueryの使用を控えてみると、
一部のアニメーションを除き、バニラのJavascriptやCSSアニメーションで問題なく代用が可能です。
jQueryは豊富なプラグインが存在するため、数年前まではプラグイン同等の機能をバニラで開発すると労力がかかりました。
しかし、現在では豊富なパッケージが存在するため、容易に構築することができます。
結論
結論として、近年の開発においてjQueryは様々な理由からWebサイト開発には向いているとは言い難いのが現状かと思います。
jQueryは素晴らしいライブラリで大変お世話になりましたが、VueやReactなどの新しいフレームワークが存在するため、どこかのタイミングで乗り換えた方が良いと思います。
今後、数年でVueやReactなど主要フレームワークも廃れるかと思いますが、これらフレームワークを利用することで、乗り換え時の学習コストも少なくなると想定しています。
ちなみにjQuery自体は嫌いではありません。
2010年頃、jQueryがなければWEB開発はひどい地獄絵図になっていたことでしょう。
$関数に感謝をしつつ、この記事を終わりにしたいと思います。
閲覧ありがとうございました。