懐かしい!インターネットの黎明期のWEB制作をまとめました
Webサイトを制作するために、さまざまな新しい技術が開発され、利用されていましたが、
その背景に、多くの開発者を悩ますIEの存在もありました。
今回は、インターネット黎明期に使われていた技術のいくつかを紹介します。
また、これらの技術が時代とともにどのように変化してきたかを覗いてみましょう!
インターネットの黎明期
インターネットの黎明期は、非常に実験的な時代であった。
さまざまな新しい技術が開発され、Webサイトを作るために使われていたのです。
当時、最も人気だったブラウザのひとつが、マイクロソフト社の「Internet Explorer」です。
このブラウザにはいくつものバグがあり、どのブラウザでも同じように見えるWebサイトを作成することは難しかった印象です。
インターネットの初期には、Flashも人気のあるコンテンツでした。
Flashでは、インタラクティブなアニメーションコンテンツを作成することができましたが、すべてのブラウザーに対応しているわけではなく、万人が分け隔てなく閲覧できるWebサイトを作ることは困難でした。
IEというワードだけでも嫌気がさすわ
インターネット黎明期のコーディング
インターネット黎明期には、CSS3というものが存在しませんでした。
そのため、すべてのブラウザーで一貫した外観を持つウェブサイトを作成することは困難で、開発者はさまざまなハックや回避策を駆使して、一貫した外観を実現しなければなりませんでした。
例えば、角丸やシャドウ、グラデーションの再現には画像を用い、背景として利用するといったケースが日常的に行われました。
videoタグもありませんし、動画をサイトに掲載することも、まずありません。
代わりにサイトの花形として利用されたのが、Flashです。
今となっては想像もつかないと思いますが、順に説明していきます。
lightboxスゲ〜って時代だったね〜
Internet Explorerのバグ
一言で言えば、地獄です。
CSSに至っては、左に余白を入れて と命令すると、右に2倍の余白が発生します。
paddingとmarginにそれぞれバグがあり、当時はブラウザのデバッグ精度も悪かったため、なぜレイアウトが崩れてしまうのか原因の特定も難しかったのです。
そういった時代にもclearfixをはじめ、様々なバグとりテクニックがありました。
今でこそ、Flex、Gridなどありますが、
当時はFloat一択の時代でしたので、clearfixの存在は、今になっても有難いものです。
Flashの存在
Flashプレイヤーは既にサポートが終了していますが、当時のWEB制作の花形はFlashでした。
動きのあるコンテンツ、プログラミングによる動的な処理、当時のコーディングでは難しい操作が、Flashでは簡単にできたのです。
フルFlashサイトと呼ばれる、サイトの全てがFlashで作られたものもありました。
しかし、FlashはSEOには弱い、脆弱性もあるため徐々に市場から干されます。
スマホの普及とともに、今ではJavascriptで代用されてしまいましたが・・・。
ちなみに、この記事を書いているのは元Flasherです。
FlashってAdobeの?
macromediaだよ
携帯(ガラケー)サイト
スマホのない時代、au、docomo、ボーダフォン(現ソフトバンク)といった会社が、様々な機種を販売していました。
まさにガラパゴスです。
当時の携帯サイトは、まともにCSSが動かないためインラインでフォントサイズを指定していました。
それでも機種によっては表示サイズが大きくことなるため、PCサイトなみに気をつかう作業でした。
画像サイズも当時は240px程度と、スマホで撮影する写真の1/10サイズと、かなり小さめで取り扱っていました。
写メって言葉も最近は使わないわね
メール自体が、昔から使われてないからね〜
サイト制作の進化
サイト制作の進化は、エキサイティングなものです。
ウェブサイトをより簡単に作成するための新しい技術がいくつも開発されています。
中でも革新的だったひとつがCSS3でした。
CSS3は、これまで行っていた角丸、シャドウなどが1行で対応できるようになりますので、非常に効率的でした。
IEがなければ・・・の話ですが。
IEは、CSSをはじめJavascriptの発展を阻害した戦犯です。
というと聞こえが悪いですが、開発者サイドからすると、行き過ぎた発言ではないかと思います。
今はGoogleChromeの利用者が多く、IEのサポートもありませんので、
これからWEB制作をはじめる人にとっては、優しい世界だと思います。(その分、スキル取得の学習コストが異常に上がっていますが・・・)
インターネットの未来は、常に変化し続けるという点でも刺激的です。
常に新しい技術や新しいやり方が存在するので学びがいがありますね。
おわりに
今回は、インターネット黎明期に使われていた技術について紹介しました。
当時を懐かしむことが出来たら幸いです。
あーFlashやりてぇ・・・。