制作時間約4時間!?カルディのキットを使ってカカオからチョコレートを作ってみた
チョコレートはどう出来ているかご存知ですか?
カカオの身から収集されたカカオ豆を発酵・焙煎し、中身のカカオマスを砂糖や粉乳等とを練り混ぜ合わせたもの、それがチョコレートです。
そんなこんなで、カルディの『ビーン・トゥ・バー チョコレートキット』を使ってカカオ豆からチョコレートを作ってみたという、Webkid史上最高に女子力(物理)の高い記事です♡
どうしてそうなったのか
あなたはソーシャルゲームをやったことはあるだろうか。
可愛い女の子にかっこいい男の子。魅力的なキャラクター。
そんな存在に釣られて低確率でハイパー美麗JPGが出る(出るとは言っていない)闇鍋ガシャにジャブジャブ●万円溶かしたりする。
で、そんな感じに悪い文明なので、最新の欲望に訴求するため、季節に合わせたシーズンイベントが開催されたりする。バレンタインも勿論例外ではない。
ところで、中の人がここ数年割とやっているアイドル系ソーシャルゲームがある。
毎年バレンタインにはアイドルにチョコレートの仕事が来たりして、甘かったり特に何も甘くなかったりするセリフが投下されるイベントがあるのだが、
今年は何故かカカオを育てていた。
上司に伝えたら「何言ってるかわかんない」と言われましたが、正直私にもわからない。
わからないけど真冬のアイドル事務所の屋上でそのカカオは育っている。
そうだ、カカオからチョコレートを作ろう。
アイドルが頑張って(?)いる姿、プロデューサーも負けてはいられないよね。(ぐるぐる目)
今回の記事は、トンチキに付き合ってくれる友人P×2の協力で提供しております
持つべきものは友人だね
材料を集めよう
というわけでカカオ豆を取り寄せるのだが、流石に個人で発酵や焙煎はできないので今回はキットを選択した。
値段や取り寄せやすさを考慮して、私も紅茶やお菓子等を買いによく行く「カルディコーヒーファーム」で販売されている「ビーン・トゥ・バー チョコレートキット」を購入した。実店舗の他、通販で購入できるのはありがたい。
ちなみに「ビーン・トゥ・バー」とはチョコレートの製造法のひとつで、カカオ豆からチョコレートができるまでの製造の全行程を一連で行うクラフトチョコレート的なものだそう。
今回のキットも構成は
・カカオ豆
・甜菜糖
・プラスチック製のチョコレート型
というシンプルオブシンプルな代物である。
所要時間:約4時間 ※下準備、冷やし固める時間は含みません。
誤植ですか?いいえ、パッケージの目安時間です。
ちなみにカルディの通販サイトには6時間と書いてあるので硬化時間も含めているのかもしれないし、作業した感想的にはそれくらい掛かっても不思議ではないなというくらい時間がかかる。
1.カカオ豆の皮を剥く 公式目安:40分
カカオ豆には割と硬い皮が付いていて、これを爪や包丁を駆使して一つづつ剥く。
画像左が剥く前のカカオで右が剥いたカカオだ。
皮は割と硬い上に薄いので爪の間に刺さること請け合いなので気をつけて剥こう。
ちなみに、なんとまともに手分けできる作業はここで終わりである。
3人もいるのにここから先は、ほぼ目安時間かそれ以上の時間が掛かっていると思ってほしい。
2.すり鉢で砕く 公式目安:50分
地獄の始まりである。
あるのであればフードプロセッサー等を使った方が幸せになれる。
私たちにそんな文明の力はなかったので、すりこぎで殴り倒した上で友人と交代しながらひたすら擦ったがこれが全然砕けない。
しかも粉になった部分からすり鉢の凹凸を埋めていってしまうので、ちまちま爪楊枝で掘りながらやるので全然進まない。既に心が折れ始める。負けないで、プロデューサー。
3.湯煎しながら擦る 公式目安:40分
まだ続く地獄
湯煎することで油成分が溶け出すので、なんとなくしっとりしてくる気がするが全然パッケージのように液状にならなくて泣きそう。なるべくベトベトしてくるまでゴリゴリする。
ちなみにすり鉢の推奨サイズは18cm〜22cmだが、そのくらいの大きさじゃないと間違いなくお湯が中に入って大失敗すると思う。
4.砂糖を入れてさらに湯煎しながら擦る 公式目安:90分
まだまだ続く地獄
砂糖を入れると3でせっかくしっとりべっとりしたカカオがサラサラになるので悲しみながら擦り続ける。
あまりに辛すぎてうっかり写真を撮り忘れている。それくらい辛い。とても辛い。
5.型に入れる
地獄からの解放、というか「もう、これぐらいで許してほしい」というくらい溶けたところで型に流し込む。
ちなみにデフォルトの型はザ・チョコレートという感じで面白みがないので、100円均一で動物のロリポップチョコが作れる型を別途用意した。可愛いものは正義なので。
(しかし写真を撮り忘れた)
6.完成!
というわけで完成だ!
割とザリザリするかと思ったが、思ったよりもツヤツヤで見た目は完璧チョコレートである。
動物チョコもところどころチョコが行き届かなかった欠けはあるものの、かなり形になったのではないだろうか。
実食、そして感想
めちゃくちゃカカオの味がする(あたりまえ体操)
甜菜糖がちょっと入っているとはいえほぼ100%カカオのチョコレートだ。
なんというかビターもビターを極めた感じでほのかな酸味もある。
多少のザリザリ感はあるものの、美味しい部類だと思う。
まあ、美味しいからといって、正直もう一回作るかというと個人的には(当分いいかな……)という感じである。
とはいえ、なかなか店舗ではお目にかからないタイプの味なので、時間と気力か狂気のある方にはオススメする。
人とはちょっと違うチョコレートを作ってみたい方はぜひお試しあれ!
ウェブキッドはグラフィック・映像系の制作会社なので、チョコレートの制作はやってないけど、チョコレート系のノベルティとかサイトの制作はできるよ!
お問い合わせはいつでも大歓迎!今後もよろしくね!