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リソグラフでノスタルジーな印刷をしてくれる印刷所「レトロ印刷JAM」さんで年賀状を作ってみた

リソグラフでノスタルジーな印刷をしてくれる印刷所「レトロ印刷JAM」さんで年賀状を作ってみた
そろそろ年賀状シーズン!みなさん準備はお済みですか?
中の人が個人的に使ってみたかった印刷所がフェアをやっていたので依頼してみたお話。

年賀状、書いてますか?

12月も半ばを過ぎ、クリスマスも目前になってきた今日この頃。
中の人は割と来たものに対して寒中見舞いで返すタイプの人なのですが、今年は違います。

憧れつつも最小ロットの都合でなかなか利用する機会がなかった大好きな印刷所
レトロ印刷JAM さんが期間限定のレトポ小ロットキャンペーンをやっていたのです!
(※キャンペーンは12月20日正午まで)

いつもは最低50部のところが20部からOK。親戚や友人に送るならピッタリな仕様です。
というわけで業務と関係なしに個人的にセコセコ用意したというのが今回のお話であります。

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ちなみに中の人はギリギリまで準備しなかったのでキャンペーン締め切りの2日前とかに入稿しているぞ!

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ブログ公開時点でキャンペーン終わってる状態になっちゃうんだから、もっと早くにやっておけばいいのに……

レトロ印刷JAMさんは孔版印刷専門の印刷所

孔版印刷は字の通り、版の孔(穴)を開けた部分にだけインクを通過させることで紙などに印刷する技術です。ステンシルで想像するとわかりやすいかもしれません。
中の人は微妙に世代ではないのですが、昔に流行った「プリントゴッコ」や、服飾や雑貨でよく利用される「シルクスクリーン」などと同じ技法で、現代でも学校のプリントなどで使われています。

レトロ印刷JAMさんの特徴として

1色ごとに別々の版を作り、色を重ねていくので必ず「版ズレ」が起きる
かすれやムラが発生することもある
インクが完全定着しないので擦ると色移りをすることがある

などがあり、商業のオフセット印刷や家庭用のプリンター等での常識で考えると、良くない特徴のように思えるかもしれません。
しかし、一般的な印刷のレベルが上がったからこそ、印刷されたもの、ひとつひとつが一点物の作品になるこの仕様は素晴らしいなと中の人は思います。

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本社は大阪にあるんだけど、最近は都内にシルクスクリーンを中心にした工房なんかも出してて、中の人はそっちも気になってるとか!

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シルクスクリーンか〜専門学生時代を思い出すなあ〜

デザインを作る

さて、前述したようにレトロ印刷さんは印刷する際に色ごとに版を分けるため、入稿するデータ自体も色ごとに分けて作成しなくてはなりません。
とはいえおおよその仕上がりは先に考えておかねばならないので、一旦全部を合わせたデータを想定して作成します。

というわけでドドン

絵柄面は子年なのでチーズをイメージした背景にねずみのイラストを用意してみました。
宛名面は郵便局のガイドライン的にも面積の半分くらいは好き放題してもいいんですが、母親も一緒に利用する予定なのでなるべく宛名書きを邪魔しないシンプル仕様です。

色はぶっちゃけ何で組んでもいいと思うのですが、
宛名面→1色
絵柄面→3色
のデータになる予定なので、後から仕分けしやすいように基本色のCMYで組みました。

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宛名面には「郵便はがき」ないし「POST CARD」は書かないと担当の人によっては郵便はがき扱いされずに余分にお金取られる可能性があるので注意なのだ

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弊社で制作する際も中の人がガイドライン見ながらちゃんと対応するので安心するのだ

色ごとのデータを作成

続いて色ごとの版分けですが、今回は以下の構成で作成します。

宛名面→アプリコット
絵柄面→金/アプリコット/黄

データはこんな感じになりました。(※変換した際に一部濃度を再調整しています)

アプリコットは制作時期の限定色です。サンプルがめちゃくちゃかわいい。
中の人はキラキラと限定に弱かった。黄色はチーズ要素である。

なお、金はレトロ印刷でも特殊扱いのインクで、必ず最後(=1番上)に印刷される不透明インクなので、使う位置に気をつける必要があります。
他の通常インクは透明インクなので、重なった部分はそのまま混色される想定をします。

ぶっちゃけ初めて利用するのでどうなるか割とドキドキである。

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黄版のチーズ的な背景を最初100%にしてたんだけど、印刷所の人がムラの心配をしてくれたので念のため90%に下げました

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年末で忙しいだろうに細かい所も気にしてくれるオペレーターさんに頭が下がるな

ついに年賀状が到着

入稿から数日後、無事年賀状が届きました!
前述した仕様上、擦れると移りやすいので一枚一枚に薄いわら半紙のような紙を挟んでくれています。

写真だと若干茶色に見えるかもしれませんが、金インクが角度を変えるとキラっとして蒔絵にも近い雰囲気で非常によいです。

そして年賀状本体と全然関係ないのですが、広告のチラシがどれも可愛くて取っておきたくなるデザインをしているのは見習わなくては……!と思ってしまいますね。精進します。

ノスタルジーな印刷を試してみたい方はぜひご相談ください

というわけで今回は少しレトロでノスタルジーな印刷のできるレトロ印刷JAMさんのご紹介でした!
印刷の特性上、クライアントワークで使うのは少し難しい印刷所だとは思うのですが、名刺やDM・フライヤーなどでちょっと違うものを作りたいときには非常にオススメの印刷所です。

今回はキャンペーンの都合で利用しませんでしたが、「ツヤプリ」という加工では樹脂で立体的な質感になる上に、擦れへの耐性もつけられたりするので、気になる方はぜひデザインデータの作成共々弊社にご相談ください!

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