オンラインスクールでは学べないWebデザイナーに必要なスキル

オンラインスクールでは学べないWebデザイナーに必要なスキル
この記事は、Webデザイナーになることを検討している方、現在Webデザインのオンラインスクールに通っている方向けの記事です。
この記事では、オンラインスクールでは学べないWebデザイナーとして成功するために必要なスキルについて解説していきます。
なので、Webデザインに興味がある方はぜひ読んでみてください。

デザインスキル

Webデザイナーに必要なスキルとして、最も重要なのが読んで字の如く「デザイン力」です。
Webデザイナーは、視覚的に魅力的でユーザーフレンドリーなWebサイトを作成するために、デザインに対する優れた目を持つことが必要です。

さらに、Webデザイナーは、Webサイトを作成するために、さまざまなデザインソフトウェアを使用することができる必要があります。
オンラインコースで学べるデザインソフトもありますが、やはり実体験に勝るものはありません。

ワイヤーフレームの作成から、プロトタイプデザイン、そしてメインとなるデザインカンプの作成などデザインの業務は幅広く存在します。
最近では、3Dを用いるデザインも増えている兼ね合いで、3D制作に関する知識も必要不可欠です。

PhotoshopやFigma、XDなど多くのグラフィックソフトもありますが、経験による豊富な引き出しも重要です。

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当社のデザイナーは何のソフト使ってるの?

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Visual Studio Code かな〜

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Adobeじゃないの?

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Microsoftだよ

ビジネススキル

Webデザイナーに必要なもう一つの重要なスキルは、ビジネススキルです。
Webデザイナーは、クライアントのビジネスにおけるゴールを理解し、そのゴールを達成するためのWebサイトを制作する能力が必要です。
また、クライアントと効果的にコミュニケーションをとることも必要です。
このコミュニケーションは、クライアントのニーズを理解し、プロジェクトを円滑に進めるために重要です。

注意すべきこととして、業界に存在するカタカナのビジネス用語は、他の職種の方には、通用しないケースが殆どです。
そのため社外に向けては一般的な日本語を用い、円滑に進められるよう心掛けてください。

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最近、BWD優遇されてるよね〜

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なにそれ、業界用語やめて

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知らないの!?
ブルーアイズホワイトドラゴンだよ!

コーディング能力

Webデザイナーには、デザインやビジネスのスキルに加え、コーディングのスキルも必要です。
Webデザイナーは、機能的でクライアントのニーズに合ったWebサイトを作るために、コーディング能力が必要です。
コーディングの基本を学べるオンライン講座もありますが、Webデザイナーが成功するためには、コーディングについて十分に理解している必要があります。

ノーコードと呼ばれるコード無しの制作でも良いかもしれませんが、独自性のあるシステムやサービスの連携がある場合、ノーコードでは対応が出来ません。
あらゆるケースに対応できてこそプロフェッショナルです。

10年近く前までは、デザインだけ行えれば良かったかもしれませんが、
現代のWebデザイナーにおいて、HTMLでのコーディングは必須スキルと言っても過言ではありません。
これは会社の業務体系にもよります。

分業の場合

デザインのみを行う分業スタイルでは、コーディングスキルは不要です。
ただし、デザインにおいて高品質なものが求められます。

兼業の場合

業務スタイルによっては、デザイナーがコーディングを行う必要があります。
この場合、デザイナーは「デザインスキル」と「コーディングスキル」のほか、WordpressをはじめとしたCMSの知識も必要になります。
デザインの品質はもとより、プロジェクトを終わらせることが一旦の目的となりますので、業務が忙しなくなるパターンが多いです。

プログラミングスキル

最後に、Webデザイナーに必要なのは、プログラミングのスキルです。
動的でインタラクティブなウェブサイトを作成するためには、プログラミングのスキルが重要です。
また、静的なWebサイトでは実現できないようなWebサイトの機能を作るためにも、プログラミングのスキルは重要です。
プログラミングの基本を学べるオンラインコースもありますが、Webデザイナーとして成功するためには、プログラミングを十分に理解している必要があります。

こちらも会社の業務体系によります。

分業の場合

必要ありません。

兼業の場合

フロントエンドおよびバックエンドの知識が必要です。
MySQLなどのデータベースの操作や知見、フロントエンド開発に用いるフレームワークへの理解など必要なスキルの規模は膨大となります。

ここで重要なのが、ソースコードの品質です。
Webデザイナーにありがちな、コピペベースのプログラミングですと、コードレビューの際に他スタッフに迷惑をかけることになります。
独学でも問題ありませんが、JavaやCなどスクリプト言語以外できちんとした勉強が必要になるかと思います。

オンラインスクール出の方に向けてのアドバイス

当社では日に数件の求人応募が御座いますが、オンラインスクール出身の方が多い印象ですので、
そういった方に向けてのアドバイスを何点か記載致します。

マハーバーラタは通用しない

マハーバーラタのポートフォリオが毎回被っています。
0から1を生み出す業界で、ポートフォリオの被りは深刻な問題です。
まず、ポートフォリオを見直すことが必要ではないでしょうか。

jQueryのスキル

前にも記事として記載させていただきましたが、一般的なWeb制作会社ではjQueryのスキルは求められていません。多くのフレームワークが存在する業界で、jQuery単体のみを用いる開発は、昨今では難しいと想定した方が良いでしょう。
jQueryは使えるけど、バニラのスクリプトは書けないよという方は、一度基礎から学んだ方が良いでしょう。

WordPressのスキル

いわゆるテーマ作成・構築/プラグイン利用などが該当します。

プラグインの利用も良いですが、実務ではプラグインの対応範囲外のケースが当たり前のようにあります。
例えば、メールフォームといった簡単なプログラミングも自分で行えないようであれば、スキルアップをおこなった方が良いかと思います。

「PHPが出来る」は優れた利点ではない

多くのレンタルサーバーでPHPが稼働しています。
もちろん、お客さまによってはシステムが入っていることでしょう。

問題はそのシステム部分で利用されているフレームワークです。
PHPの知識があっても、CakePHPやSmartyなど昔から使われているフレームワークやLaravelといった比較的新しいフレームワークの知識がなければ、ルーティングすら行えず、立ち往生するのみです。
PHPにプラスアルファの知識としてフレームワークについてよく知るべきです。

サーバーの知識

いわゆるデータベースもそうですが、linuxを用いたコマンド操作も必須です。
例えば、すべての環境でPHPMyAdminが利用できるとは限りません。
Wordpressを使うのであれば、コマンドからデータベース操作を行うことも加味した方が良いでしょう。

まとめ

ウェブデザイナーを目指すなら、オンラインスクールでは学べないスキルがあることを認識することが大切です。
デザイン、ビジネス、コーディング、プログラミングのスキルは、ウェブデザイナーにとってすべて重要です。
オンラインコースではこれらのスキルの基本を学ぶことができますが、成功するためには実社会で経験を積むことが重要です。